つれづれ

豊かさって?いろんなものを自分で作って使う、食べる幸せ♪

毒キノコを食べられるか?

災害など、食糧難の状況に陥った時には、雑草、キノコ、虫など何でも食べ、どんなことをしても生きのびようとするだろう。
死ぬという選択は、相当辛いだろうと想像する。
生き延びた先にきっと希望があると、諦めず、命を繋ぐことができるだろうか。

今回は毒きのこの食べ方について

そもそも食糧難の状況下では、より高度かつ複雑な能力を持つ生物から滅びていく。植物すら枯渇する状況でも生き残る可能性がある生物は菌類、つまりキノコ。キノコの食べ方を知っておくことは最後の手段として有効だ。
しかし、毒キノコを見分けるのはとても難しく、素人では無理と言われている。

素人の我々が毒を摂取せずにキノコを食す方法があるらしい。
1.キノコを熱湯でゆでる
2.(絶対)ゆで水を2〜3回換える。
3.(絶対)ゆで水を捨て、茹で上がったキノコを食す。
※キノコの茹で水は絶対に使わない。ゆで汁に毒が流出しているから。

これは、ある食物衛生学の権威を直接話す機会があって得た貴重な情報だ。かれこれ10年以上前のことだ。

彼によると、毒は熱で失効するものや、茹でることで毒が出るものが殆どだと言う。
彼は実際に日本の山に生息するキノコを無差別に取り(中には明らかに毒キノコも混じっていたらしい)、上記の方法で食し、自分の体で安全性を実証したという。日本に生息するキノコの95%位の種類は実証済みだそうだ。残り5%のキノコがどのような結果をもたらすかは不明だが、極限の状態で食す必要がある場合は、必ず茹でてから食べるようにすることで、リスクの殆どを回避できるとのことだ。

自分の体をはった、大変に貴重な知恵をいただいた。感謝。
リスクを伴うから、死活問題の状況下じゃなければ絶対に試さないでね。