つれづれ

豊かさって?いろんなものを自分で作って使う、食べる幸せ♪

人が生きるのに必要な水の量

1日に大人(17歳以上)は最低1ℓ、子供はより多く必要で、例えば10歳なら2倍必要。
4人家族で子ども2人の場合は、1日6ℓ ⇒一か月180ℓ ⇒1年2200ℓ。。。

 

■備蓄の必要量

国は2週間の備蓄を推奨しているから、84ℓが備蓄の目安となる。

 ・ペットボトル(2ℓ×42本)

 ・光触媒の保存容器

 ・ウォーターレンタルのタンク

あたりが現実解。

 

■持ち出し避難袋の必要量
数日分の飲み水が理想だが、重くて逃げ足がもたつけば命取りになる。

我が家は非難袋には一人MAX2ℓとした。経験者の意見を調べると、2Lペットボトルは使いづらいらしいので、500mlボトル4本とする。もちろんこれは、家庭の備蓄にカウントされる。

それとは別に簡易浄水用の塩素(次亜塩素酸ナトリウム(後述))を小瓶で入れておき、本当に飲料水に困ったときにろ過して消毒して使えるようにするためだ。


■ここからはメモ

敷地にきれいな泉を確保できるなら、それを飲料として使える。泉がなくても、泉の水を地下水としてくみ上げることで飲み水にできる。地下水は、くみ上げポンプを用意すればいろいろな場所で試せるが、設備は大規模。いつか終の住処となる候補地には、予め100メートル深の井戸を掘っておこう。

 

きれいな水が確保できれば、そのまま煮沸して飲料とする。川の上流なら、煮沸して大腸菌など体を壊す原因となる悪玉菌を死滅させれば飲める。

雨の後などで少し濁っている場合は異物を除く。

 

異物を除く方法

以下の手順でろ過する

①バケツに水を汲んで暫く放置し、泥やゴミを沈殿させた上で、上澄みを取得する

②濾過する(筒に石や綿を詰めて水を通す)。

 中には、毛糸、砂利、活性炭、砂を順番に入れるのがよい

③その後煮沸

 

きれいな水を判断するポイント

・海水は絶対に飲まない。喉が渇く上に死ぬからね!

・工業排水や生活排水が混じってても、農薬など薬品に犯されていない池や川の水であれば注意して飲んでもいい。

・池や川の水はアメーバー、赤痢などの水系伝染病に感染するリスクがあるので前述の処理後に飲むのが望ましい。

・日頃から抵抗力、免疫力を高める

 キレイな川の水まで処理して飲まないと体を壊すようなら、そもそも体の抵抗力に問題がある。抵抗力をつけるために日頃から過度にバイキン(細菌やウイルス)を遠ざけすぎる(過剰な清潔さ)のはやめる。雑菌に混じって生活することを心がけ、以下のような状態に体を鍛えておけると理想である。

 - 山で川の水を飲んでも何とも無い

 - 他の人が食中毒で病院に運ばれる程度の感染でも、下痢くらいで済む

 - 真皮や骨まで見えるような打撲や擦り傷でも5分程度で自然に止血され、

   1〜2週間ほどで傷が修復される。

 

次亜塩素酸ナトリウムで消毒する方法

水に数滴混ぜて放置すると、大腸菌などお腹をこわす原因となる菌を殺菌でき、飲み水を得られる。次塩素酸ナトリウムとは、カルキのこと。塩素系漂白剤は90%以上がこの成分でできているらしいが、漂白剤には他に毒性の薬物が混入している可能性があるため絶対に使わない。純粋な次亜塩素酸ナトリウムはバケツに1滴でよいが、次亜塩素酸ナトリウムは劇物なので投与後ですぐに飲まず、日光にさらすなどして一晩置いてから使うのが望ましい。そうすればカルキが除かれる。カルキは塩素で、水の消毒にはこっちの方が保存もきくし、消毒もできる。塩素も天日に晒すことで分解される。

 

夏場に無人島に行く人の話

池の後地で泥がたまりヘドロ臭がする湧き水を発見したが、簡易浄水器などではすぐ目づまりする。通常のろ過が使えない。そこで、気鍋を使って海水を真水に変えているらしい。


川や湖の水が、煮沸や消毒しても飲めない場合地軸変動などで近くで火山活動があった場合は要注意。川が硫黄成分や重金属で汚染されてる可能性があり、そんなもの飲んだら死んじゃう。川を覗いて死んだ魚が少なからずいるようなら、その水は絶対に飲んではならないし、もちろん魚も食べてはならない。その場合は、海の近くに移住し、海水を飲料として利用する。手間はかかるが、海水は蒸留して塩分を除去することで飲み水となる。海への移住がすぐに出来ない場合は、現地で以下の方法を行う。水を蒸留するには、日光が使えるなら大釜を用意し、蒸発した水を集める方法がよいが、家族全員の十分な日光を得るのは難しいと思われる。さらに、広範囲で火山活動があるケースでは、火山灰によるスモッグの影響で、辺り一面曇りとなり十分な日光が得られない可能性が高い。そのような場合は、燃料を用いて水を蒸発させる必要がある。水1リットルを完全に蒸発させるには、ストーブで2時間〜2時間半要すので、相応の燃料を用意する必要がある。薪を使うとしても、家族4人で1日分で相当量を消費する。ガソリンも同じ。かといって燃料を20年分備蓄するのも非現実的である。燃料は最低1年分を備蓄し(それでも相当量になるが)、その間に別の燃料を確保する必要があると思う。